古くなったお風呂の壁や床を見るたびに、ため息をついていませんか?「リフォームしたいけど、全体だと費用もかかるし大掛かりで大変そう…」そう思って諦めている方も多いかもしれません。でも実は、お風呂の中でも特に劣化が目立ちやすい壁と床だけなら、初心者の方でも比較的気軽にDIYで美しく生まれ変わらせることができるんです!この記事では、経験豊富なトップブロガーである私が、風呂場の壁と床のDIYに焦点を絞り、必要な道具・材料から具体的な手順、成功のコツまで、初心者さん向けに分かりやすく徹底解説します。全体リフォームに比べて費用を格段に抑えられ、週末だけでも挑戦できる壁と床のDIYは、まさに「やればできる!」挑戦。この記事を読めば、あなたもきっと自宅のお風呂をもっと快適な空間に変える第一歩を踏み出せるはずです。さあ、一緒に理想のお風呂空間実現に向けて、壁と床のDIYの世界を覗いてみましょう!
なぜ風呂場の「壁と床だけ」DIYが初心者におすすめなのか?
お風呂全体のリフォームは専門的な知識や技術が必要ですが、壁と床に限定することで、DIYのハードルはぐっと下がります。このセクションでは、その具体的な理由とメリットを解説します。
全体リフォームとの違いと壁・床に絞るメリット
お風呂全体のリフォームは、既存の浴室を解体し、土台や配管、断熱工事なども含めて一新する大掛かりな工事です。工期は1週間から10日程度かかることが多く、費用も数十万円から数百万円と高額になりがちです。これには、ユニットバスの交換や、在来工法浴室の構造から作り直しなどが含まれます。
一方、壁と床だけのDIYは、既存の壁や床の表面に新しい材料を貼ったり塗ったりする比較的小規模な改修です。構造部分には手を加えないため、専門的な配管知識などは不要です。主なメリットは以下の通りです。
- 費用を大幅に抑えられる: 全体リフォームの数分の一、材料費だけで数万円程度から始められる場合が多いです。
- 短期間で作業できる: 週末などの休みを利用して、自分のペースで進められます。壁だけ、床だけと分けて作業することも可能です。
- 手軽に雰囲気を変えられる: 大掛かりな工事なしに、浴室の見た目を大きく変え、清潔感をアップさせられます。
- 現状回復しやすい方法を選べる: 特に賃貸物件の場合、剥がせるタイプのシート材などを使えば、退去時の原状回復にも対応しやすいです。
初心者でも挑戦しやすい理由
最近のDIY材料は、初心者でも扱いやすいように工夫されています。例えば、粘着剤付きの防水シートや、下塗り不要で直接塗れる防カビ塗料など、専門的な技術がなくてもそれなりの仕上がりが期待できる製品が豊富にあります。特別な工具がなくても、カッターやヘラ、ローラーといった基本的な道具で作業できる方法が多く、YouTubeなどで具体的な手順を解説した動画もたくさん公開されています。失敗しても、壁や床の一部分であればやり直しもしやすく、精神的なハードルも低いと言えるでしょう。まずは比較的小さな範囲から試してみることも可能です。
風呂場の壁・床DIYに必要な準備と材料・道具選び
DIYを成功させるためには、事前の準備と適切な材料・道具選びが非常に重要です。初心者の方がつまずきやすいポイントも含めて解説します。
DIYの種類と適した材料を知る
風呂場の壁と床のDIYにはいくつかのアプローチがあります。初心者におすすめなのは、既存の壁や床の上から新しい材料を貼ったり塗ったりする方法です。
壁のDIY方法と材料
- 防水シート(粘着タイプ)貼り: 既存の壁の上から、粘着力のある防水シートを貼る方法です。デザインが豊富で、比較的簡単に雰囲気を変えられます。カビや汚れを隠すのにも効果的です。浴室専用品を選びましょう。
- 浴室用塗料での塗装: 既存の壁材(タイル、モルタルなど)の上から、防カビ・防水性の高い浴室用塗料を塗る方法です。色の選択肢が多く、タイルの目地などもまとめて綺麗にできます。下地に合ったプライマー(下塗り材)が必要な場合があるので確認が必要です。
- 浴室用パネル設置: 比較的大きなパネルを壁に貼り付ける方法です。目地が少なく、清掃性が高いのが特徴ですが、パネルが大きくカットや運搬に少し手間がかかる場合があります。初心者向けには、薄くて軽い素材や、両面テープと接着剤で施工できるタイプがおすすめです。
今回の記事では、初心者の方が最も挑戦しやすい「防水シート貼り」と「塗装」に焦点を当てて解説します。
床のDIY方法と材料
- 床用クッションフロアまたはフロアシート貼り: 既存の床(タイル、コンクリートなど)の上から、防水性のあるシート材を貼る方法です。冷たさを軽減し、滑りにくさもアップします。浴室専用の厚みがあり、水を通しにくいタイプを選びましょう。粘着剤付きや、専用の接着剤を使用するタイプがあります。
- 浴室用タイル貼り: 既存の床の上から、新しいタイルを貼る方法です。耐久性が高く、本格的な仕上がりになりますが、タイルのカットや目地詰めなど、やや技術と根気が必要です。今回は初心者向けとして、シート貼りを中心に解説します。
それぞれの方法に必要な基本的な材料とその特徴を理解しましょう。
- 壁用防水シート(粘着タイプ): 浴室の湿気や水濡れに耐える素材で、裏面に強力な粘着剤が付いています。空気が入りにくい加工がされているものもあります。
- 浴室用塗料(防カビ・防水性のあるもの): 湿度が高くカビが発生しやすい浴室向けに開発された塗料です。下地を保護し、カビの発生を抑える成分が含まれています。
- 床用クッションフロアまたはフロアシート: 厚みがあり、水に強く滑りにくい素材です。浴室用として販売されているものを選びましょう。
- 接着剤(材料に応じたもの): シートやパネルの種類、貼り付ける下地によって適した接着剤が異なります。必ず指定されたものを使用してください。変成シリコーン系やウレタン系が浴室に適しています。
- コーキング材(防カビタイプ): 壁と床の境目、浴槽との取り合い、窓枠周りなど、水の侵入を防ぎたい隙間を埋めるために使用します。浴室用の防カビ成分入りが必須です。
- プライマー(必要な場合): 塗料や接着剤の密着性を高めるための下塗り材です。下地の種類(タイル、モルタル、プラスチックなど)や使用する材料によって必要かどうかが異なります。
- その他: マスキングテープ、養生シート、カッター替刃、ヘラの替えなど、作業中に必要になる消耗品も忘れずに準備しましょう。
これだけは揃えたい基本の道具リスト
作業内容に応じて必要な道具は異なりますが、壁・床DIYで共通してよく使う基本的な道具をリストアップします。
- 採寸・カット用:
- メジャー、定規: 正確な寸法を測るために必須です。
- カッターナイフ: シートやパネル、クッションフロアのカットに使います。切れ味が落ちると失敗しやすいので、替刃を多めに用意しましょう。
- ハサミ: 細かい部分や養生シートのカットに使います。
- 貼り付け・塗装用:
- ヘラ: シートを貼る際に空気を抜いたり、圧着したりするのに使います。幅が数種類あると便利です。プラスチック製やゴム製が下地を傷つけにくいです。
- ローラー、刷毛: 塗装の際に使います。広い面はローラー、細かい部分や隅は刷毛が適しています。
- 塗料トレイ: 塗料を出す際に使います。
- 接着剤用ヘラまたはクシベラ: 接着剤を均一に塗布する際に使います。接着剤の種類によって適した形状があります。
- 下準備・仕上げ用:
- 掃除道具: スポンジ、ブラシ、浴室用洗剤、カビ取り剤など、下地を徹底的に綺麗にするために必要です。
- ドライヤーまたはヒートガン: シートを貼る際に、角や曲面に馴染ませたり、粘着力を一時的に高めたりするのに役立ちます。
- コーキングガン: コーキング材を充填するのに使います。
- コーキングヘラ: コーキング材の表面を綺麗に整えるために使います。
- 安全・養生用:
- ゴム手袋: 洗剤や接着剤、塗料から手を保護します。
- ゴーグル: 洗剤やカビ取り剤、塗料が目に入るのを防ぎます。
- マスキングテープ: 塗り分けラインや、コーキングを綺麗に仕上げるために使います。幅が数種類あると便利です。
- 養生シート: 床や浴槽など、汚したくない箇所を覆うために使います。滑りにくいタイプを選びましょう。
- 新聞紙や段ボール: 作業場所の下に敷いたり、型取りに使ったりします。
これらの基本的な道具を事前に揃えておくことで、作業がスムーズに進みます。
作業前の下準備(掃除・乾燥・養生)の重要性
DIYの仕上がりと耐久性は、作業前の下準備で8割が決まると言っても過言ではありません。特に浴室は湿気が多くカビが発生しやすい環境なので、徹底的な下準備が不可欠です。
- 徹底的な清掃: 壁や床に付着した石鹸カス、水垢、特にカビを完全に除去します。カビ取り剤は効果的ですが、換気を十分に行い、ゴム手袋やゴーグルを着用するなど安全対策をしっかりと行ってください。タイルの目地などもブラシを使って丁寧に磨きましょう。
- 十分な乾燥: 清掃後は、水分が完全に乾くまで時間を置きます。湿気が残っていると、接着剤や塗料が properly 密着せず、剥がれや浮きの原因になります。換気を十分に行い、扇風機などを利用して強制的に乾燥させるのも有効です。少なくとも丸一日は乾燥させたいところです。
- 入念な養生: 接着剤や塗料がついて困る箇所(浴槽、洗面台、ドア枠、床、天井など)をマスキングテープと養生シートでしっかりと覆います。特に壁と床の境目、浴槽と壁の境目などは、新しい材料を貼る・塗る範囲との境界線を明確にするためにも、マスキングテープで丁寧にラインを出しておきましょう。この養生を丁寧に行うことで、後片付けの手間も省け、仕上がりも美しくなります。
この下準備を怠ると、せっかくのDIYが台無しになってしまう可能性が高いため、根気のいる作業ですが、時間をかけて丁寧に行いましょう。
【実践】初心者向け風呂場「壁」DIY 手順ガイド
いよいよ実践です。ここでは、比較的取り組みやすい「壁に防水シートを貼る」または「壁を塗装する」場合の基本的な手順を追って解説します。
壁用防水シート貼りの基本ステップ
防水シート貼りは、カッターとヘラがあれば比較的手軽に挑戦できる方法です。デザインの選択肢も豊富で、お風呂の雰囲気をガラッと変えることができます。
ステップ1:下地処理(清掃・乾燥)
前述の通り、壁面のカビ、石鹸カス、水垢を徹底的に落とし、完全に乾燥させます。既存の壁に剥がれや浮きがある場合は、可能な範囲で補修しておくことが望ましいです。
ステップ2:採寸・カット
壁面のサイズを正確に測ります。シートは貼る箇所のサイズぴったりではなく、上下左右に数センチ大きめにカットしておくと、貼り合わせや位置調整がしやすくなります。大きな面を貼る場合は、一人で作業するよりも二人で協力するとズレを防ぎやすいです。
ステップ3:貼り付け
シートの剥離紙を一度に全部剥がさず、上から10~20cm程度だけ剥がします。シートの上端を壁に合わせて仮止めし、剥離紙を少しずつ下へ剥がしながら、中心から外側に向かってシートを壁に押し付けていきます。この時、乾いた布やヘラを使うとスムーズです。空気やシワが入らないように、焦らずゆっくり進めるのがコツです。
ステップ4:空気抜き・圧着
シート全体が貼れたら、ヘラを使ってシートの中心から上下左右に向かって空気を押し出していきます。特にシートの端や角は剥がれやすいので、ヘラの角などでしっかりと圧着します。ドライヤーやヒートガンでシートを少し温めながら圧着すると、より壁に馴染みやすくなります(ただし、熱を加えすぎるとシートが変質する可能性があるので注意)。
ステップ5:端部の処理
壁の端、天井や床との境目、窓枠周りなど、余分にはみ出したシートをカッターナイフで丁寧にカットします。カッターの刃は常に新しいものを使うと、綺麗に切れます。この時、定規やヘラをガイドに使うと直線が出しやすいです。カットした断面から水が入るのを防ぐため、全ての端部に浴室用防カビコーキング材を充填して防水処理を施します。コーキングガンを使い、均一にコーキング材を押し出し、コーキングヘラや指(濡らした指に洗剤やマスキングテープを巻く)で表面を滑らかに整えます。コーキングが乾燥するまで、十分な時間を置きましょう。
| ステップ | 作業内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 下地処理(清掃・乾燥) | カビや石鹸カスを徹底除去。完全に乾燥させるのが最重要。 |
| 2 | 採寸・カット | 貼る面より数センチ大きめにカット。柄合わせが必要な場合は注意。 |
| 3 | 貼り付け | 剥離紙を少しずつ剥がしながら、中心から外へヘラで貼る。 |
| 4 | 空気抜き・圧着 | ヘラで空気を押し出し、シート全体を壁にしっかり密着させる。 |
| 5 | 端部の処理 | 余分をカットし、コーキングで水の浸入を防ぐ。コーキングは丁寧に。 |
浴室用塗料で壁を塗り替える際のコツ
塗装は、タイルの目地の汚れなども隠し、ツルンとした印象に仕上げたい場合におすすめです。
ステップ1:下地処理(清掃・乾燥・補修・養生)
シート貼り同様、清掃と乾燥は必須です。もし既存の壁(タイルなど)にひび割れや欠けがある場合は、浴室用の補修材で平滑に補修しておきます。塗装しない箇所(浴槽、床、天井、ドア枠など)をマスキングテープと養生シートで隙間なく覆います。特に壁と天井、壁と床の境目は、マスキングテープで直線を出しておくと仕上がりが綺麗になります。
ステップ2:プライマー塗布(必要な場合)
使用する塗料や下地の種類によっては、密着性を高めるためのプライマー(下塗り材)が必要な場合があります。タイルの上から塗る場合や、吸水性の高い下地、ツルツルした下地の場合は、通常プライマーが必要です。塗料メーカーの指示に従い、プライマーを薄く均一に塗布し、十分に乾燥させます。
ステップ3:塗装
塗料をよく混ぜてから使用します。まず、刷毛を使って壁の角や端、マスキングテープの境目など、ローラーでは塗りにくい箇所を塗ります。次に、ローラーを使って広い面を塗ります。塗料は一度に厚塗りせず、薄く均一に塗ることを心がけます。塗りムラを防ぐためには、塗る方向を一定にする(例:横方向→縦方向)と良いでしょう。
ステップ4:二度塗り
一度目の塗料が完全に乾燥したら、二度目を塗ります。二度塗りすることで発色が良くなり、塗りムラが目立ちにくく、塗膜の防水性や耐久性も向上します。乾燥時間は塗料の種類によって異なりますが、夏場でも数時間、冬場や湿気が多い時期はそれ以上かかることもありますので、十分に乾燥させてから二度目の塗装を行いましょう。
ステップ5:養生剥がし・乾燥
塗料が完全に乾ききる前に、マスキングテープと養生シートを剥がします。完全に乾いてしまうと、テープと一緒に塗料が剥がれてしまうことがあります。剥がす際は、塗った面に向かってテープを引っ張ると、境目が綺麗に仕上がります。塗装完了後は、塗料の種類に応じて数日間(メーカー指定の時間)は浴室の使用を控えるか、換気を十分に行い、塗膜をしっかりと乾燥・硬化させることが重要です。
塗装は、シート貼りに比べて準備と乾燥に時間がかかりますが、目地がない滑らかな壁にできるのが魅力です。換気をしっかり行い、塗料の匂いを吸い込まないように注意して作業しましょう。
【実践】初心者向け風呂場「床」DIY 手順ガイド
次に、風呂場の床DIYです。ここでは、既存の床の上から「クッションフロアやフロアシートを貼る」場合の基本的な手順を解説します。床DIYは、水の流れや排水口処理が壁よりも少し複雑になるため、より丁寧な作業が求められます。
床用シート貼りの基本ステップ
床用シートは、既存の床の冷たさや滑りやすさを改善し、見た目も簡単にリフレッシュできる方法です。
- ステップ1:既存床の清掃・乾燥
壁と同様に、床に付着したカビ、石鹸カス、水垢を徹底的に清掃し、完全に乾燥させます。目地のカビは特に念入りに除去しましょう。乾燥が不十分だと、シートが剥がれやすくなります。 - ステップ2:採寸・型取り(必要に応じて)
床全体のサイズを測ります。排水口や柱、浴槽の形に合わせてシートをカットする必要があるため、正確な型取りが重要です。新聞紙や大きめの紙を床に敷き、床の形状に合わせて鉛筆などで型を取る方法が一般的です。この型に合わせてシートをカットします。 - ステップ3:シートのカット
型取りした紙をシートの上に重ね、型に沿ってカッターナイフでシートをカットします。カットする際は、下敷きなどを使い、床や他のものを傷つけないように注意しましょう。排水口周りなどの曲線部分は、少しずつ慎重にカットします。 - ステップ4:接着剤塗布または剥離紙剥がし
シートの種類によって、床面に接着剤を塗布する場合と、シート裏面の剥離紙を剥がしてそのまま貼る場合があります。接着剤を使用する場合は、床面に接着剤を均一に薄く塗り広げます。接着剤のオープンタイム(塗布してからシートを貼り始めるまでの待ち時間)を守るようにしてください。剥離紙タイプの場合は、一度に全部剥がさず、貼り始める部分だけ剥がします。 - ステップ5:貼り付け・空気抜き
壁シートと同様に、シートの端から空気が入らないように慎重に貼り始めます。中心から外側に向かって、ヘラやローラーを使って空気を押し出しながら圧着していきます。特に浴槽との境目や壁際はしっかりと密着させることが重要です。 - ステップ6:排水口周りや端部の処理、コーキング
排水口周りは、型取り通りにカットできていれば、位置を合わせてシートを貼り付けます。必要に応じて、シートの縁に細かく切り込みを入れて、複雑な形状に沿わせます。壁との境目や排水口の周りなど、シートの全ての切り口や端部に、浴室用防カビコーキング材を充填して水の侵入を防ぎます。特に排水口と床シートの隙間は、水が浸入しやすい場所なので、念入りにコーキング処理を行います。コーキングヘラで表面を滑らかに仕上げましょう。
排水口周りや段差など難しい箇所の対処法
床DIYで最もつまずきやすいのが、排水口周りや段差の処理です。ここをいかに丁寧に仕上げるかが、水の浸入を防ぎ、シートを長持ちさせる鍵となります。
- 排水口周り: 新聞紙などでの型取りを複数回行い、より正確な型を作成することが成功のポイントです。カットする際は、排水口のフランジ(蓋を支えるリング状の部分)の内側または外側、どちらで切り取るかを事前に決め、そのラインに沿ってカットします。排水口の形状に合わせて、シートの縁に数ミリ間隔で切り込み(タコ足のように)を入れると、カーブに沿ってきれいに貼ることができます。シートを貼り付けたら、必ず排水口のフランジとシートの隙間、または排水口の蓋受け部分とシートの隙間を、防カビコーキング材でしっかりと埋めます。
- 段差: 浴室の入り口や洗い場と浴槽へのステップなど、段差がある場合は、シートの厚みを考慮する必要があります。段差の側面にもシートを貼るか、見切り材を使ってシートの端部を保護・処理します。シートを貼るだけでは段差部分の防水性が不安な場合、段差全体を浴室用モルタルやパテで補修・整形してからシートを貼ることも検討します。この場合、少し難易度が上がりますので、自信がない場合は段差部分はプロに相談することも考慮に入れましょう。
- ドア枠周り: ドア枠の下部も水が溜まりやすい箇所です。シートをドア枠の形状に合わせて正確にカットし、シートの端部とドア枠の隙間をコーキングでしっかりと防水処理します。
難しい箇所は、焦らず、少しずつ作業を進めることが重要です。必要に応じて、型取りやカットをやり直すことも躊躇しないようにしましょう。
DIYで変わる!快適なお風呂ライフと継続するための注意点
DIYで壁と床が綺麗になったら、お風呂の時間がもっと快適になるはずです。ここでは、DIY後のメンテナンスや、自分で対応できない場合の判断基準について触れます。
DIY箇所のメンテナンス方法と長持ちさせる秘訣
せっかくDIYで綺麗にしたお風呂の壁と床を長く快適に使うためには、日頃のお手入れが欠かせません。材料の種類によって適切なお手入れ方法は異なりますが、共通の秘訣は以下の通りです。
- 換気を徹底する: 浴室の湿気はカビや劣化の最大の原因です。入浴後は必ず換気扇を回すか、窓を開けるなどして、浴室全体の湿気をできるだけ早く排出させましょう。
- こまめに水分を拭き取る: 可能であれば、入浴後に壁や床についた水滴をスクイージーや乾いたタオルで拭き取る習慣をつけると、水垢やカビの発生を大幅に抑えられます。
- カビや汚れは早めに除去する: 見つけたカビや汚れは、すぐに浴室用洗剤を使って除去します。時間が経つと根を張り、落ちにくくなるだけでなく、DIYした材料自体を傷める原因にもなります。
- 適切な洗剤を使う: 塩素系や酸性の強い洗剤は、シートや塗料の種類によっては変色や劣化を引き起こす可能性があります。使用しているDIY材料に適した中性洗剤などを使用し、目立たない場所で試してから全体に使用することをおすすめします。
- 硬いブラシや研磨剤を避ける: 傷がつくと、そこから水が浸入したりカビが発生しやすくなったりします。柔らかいスポンジや布を使って優しく洗いましょう。
- コーキングの劣化をチェックする: コーキング材は経年劣化でひび割れたり剥がれたりすることがあります。定期的にチェックし、劣化が見られた場合は早めに打ち替えることで、水の浸入を防ぎ、下地の腐食などを予防できます。
これらのメンテナンスを継続することで、DIYした壁や床を美しく長持ちさせることができます。
DIYの限界?こんな時はプロに相談
壁と床のDIYは初心者でも挑戦しやすいですが、残念ながらDIYだけでは解決できない問題もあります。以下のような場合は、無理せず専門業者に相談することが賢明な判断です。
- 壁や天井の内部からの水漏れが疑われる場合: 表面的な劣化ではなく、壁の内部や配管からの水漏れが発生している場合、DIYで表面を綺麗にしても根本的な解決にはなりません。下地の腐食が進んでいる可能性もあり、専門的な調査と修理が必要です。
- 床下が常に湿っている、または腐食している場合: 既存の床を剥がした際に、床下の土台や木材が腐食している、シロアリ被害があるなどが発見された場合、表面にシートを貼るだけでは解決しません。建物の構造に関わる問題のため、専門業者による補修が必要です。
- 広範囲にわたるタイルの剥がれや下地の損傷: 一部分のタイルの剥がれであれば補修も可能ですが、壁や床の大部分でタイルが浮いていたり剥がれたりしている、下地のモルタルが崩れているといった場合、下地からやり直す必要があり、DIYの範囲を超えていることが多いです。
- DIY中に予期せぬ問題が発生した場合: 作業中に壁の向こうから水が染み出てきた、床板が想定以上に腐っていたなど、自分で対処できない問題に直面した場合は、無理せず作業を中断し、専門家にアドバイスを求めましょう。
- 賃貸物件で規約を超えるDIYを行う場合: 賃貸物件の場合、退去時に原状回復が求められるのが基本です。貼ってはがせるタイプのシート材などで対応できる範囲を超える改修を行う場合は、必ず事前に大家さんや管理会社に相談し、許可を得てください。無許可での工事はトラブルの原因となります。
DIYは楽しく費用も抑えられますが、安全や建物の構造に関わる重要な問題については、プロの知識と技術に頼ることも必要です。どこまで自分でできるか、どこからプロに任せるかの判断を見誤らないことが、後悔しないための重要なポイントです。
まとめ:初心者でもできた!壁と床DIYで理想のお風呂へ
この記事では、風呂場のリフォームの中でも特に壁と床に焦点を絞り、初心者の方でも挑戦できる具体的なDIYの方法、必要な道具、材料、そして詳細な手順を解説しました。全体リフォームに比べて費用を抑えながら、週末などを利用して比較的短期間で取り組める壁と床のDIYは、お風呂の印象をガラッと変えることができる魅力的な選択肢です。
必要な道具や材料を適切に選び、作業前の下準備(清掃、乾燥、養生)を丁寧に行うことが、DIY成功の鍵となります。壁のシート貼りや塗装、床のシート貼りは、手順を追って作業すれば、DIY初心者の方でも十分に美しく仕上げることが可能です。特に、排水口周りや端部のコーキング処理は、水の浸入を防ぎ、DIY箇所を長持ちさせるために非常に重要です。
完璧を目指すのではなく、まずはできる範囲で試してみる気持ちが大切です。この記事で紹介した手順やコツを参考に、あなたの浴室も快適な癒やし空間に生まれ変わらせてみませんか?まずは、壁か床、どちらか片方から挑戦してみるのも良いでしょう。必要な材料や道具を揃えることから始めて、理想のお風呂空間実現への第一歩を踏み出しましょう!DIYを通して、お風呂をもっと好きになり、日々のバスタイムが豊かになることを願っています。
